霧島山(新燃岳)の噴火(平成23年1月)
噴火よりも土石流に警戒
~梅雨前の灰の除去で不安をぬぐう~
(都城市 50代 男性 学校関係者)
ここら辺は1時間に5ミリの雨が降っただけで、避難勧告が出される地域なんです。近くの渓谷には一万年前に発生した土石流の地層も残っておるし、何年か前の集中豪雨では付近の地区で死者も出ております。
当時、そんな場所に7ミリくらいの灰が溜まっておったわけですから、噴火よりも土石流に対しての警戒を強めとったですね。うちの体育館は避難場所にも指定されておるから、その準備にも奔走しました。今でも、体育館の中には毛布などを大量に用意しておりますよ。
梅雨までに行政が灰を取り除いてくれたおかげで何事もなく済みましたが、小さな集落ですから、地域の人間だけで処理するのには限界があるんですよ。やっぱり行政とか大きな所からの助けちゅうのは有難いもんですね。