「止水板でどうにか被害食い止める」

福岡水害(平成15年7月)

止水板でどうにか被害食い止める
~4年前の水害の経験生かし早めに準備~

(福岡市 50代 男性 地下鉄職員)

博多駅近くのホテルでは、平成11年の水害で駐車場に水が入って電気設備がだめになり、何日間も営業停止に追い込まれました。その苦い経験を踏まえて、止水板※を備えていました。

あの日も朝早くから関係者が河川の情報を入手して、浸水する可能性があるという判断で、事前に止水板を設置していたそうです。

当時は川があふれたんじゃなくて、堤防が決壊したんですよね。だから、まさに想定を超える水の量だったわけです。

水はその60センチの止水板を超えてやってきたけれど、止水板を立てておいたおかげで、なんとか大きな被害にはならなかったとのことでした。

事前にできることは全てやっておく、そういう姿勢が大切なんだと思います。

※止水板とは、建物や構内の出入口に設置して、水の浸入を防ぐ板のこと。

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