「『災害支援ナース』に欠かせない病院と家庭の理解」

平成22年梅雨前線による大雨災害(平成22年7月)

『災害支援ナース』に欠かせない病院と家庭の理解

(宇部市 40代 女性 看護師)

私は『災害支援ナース』※の皆さんをまとめる立場なのですが、昨年は初めて経験する人ばかりでしたし、看護協会がシフトを組むので引継ぎなどで難しい点もありました。

でも今回は、昨年の活動をきっかけに私たちの普段の横の関係ができてメンバー間の連絡が取りやすくなったし、協会の方も昨年の反省を踏まえて、前日経験した人のうち必ず1人は翌日にも入るような形でシフトを組んでくださったので、よりスムーズに活動できるようになりました。

それに、記録の整理をしっかりするということにして、当日の活動の報告と翌日への申し送り事項などを短時間で情報収集して、すぐに活動に組み入れるようにしました。

研修を受けに来る看護師は結構いるのですが、病院単位でしか登録許可が出ませんから、個人の志しはあっても、勤務する病院の協力がないと災害支援ナースにはなれません。小さな病院などは人手不足で、許可したくてもできないといった事情もあると思います。

病院プラス家庭の理解。これがなかなか難しいところですね。

※災害支援ナースとは、看護協会の研修を受け、災害が起こった際に支援活動をする旨を登録しているナース(看護師)のこと。

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