「台風通過の全国ニュース、地元の状況分からず」

平成11年台風第18号(平成11年9月)

台風通過の全国ニュース、地元の状況分からず
~避難勧告の空振り「最高」~

(宇部市 60代 女性)

もちろんテレビは朝からつけっぱなしにしていましたが、ニュースじゃ台風が通過しているということだけでね。自分の意識がなかったのかもしれないけど、当時、避難勧告とかはなかったような気がするんです。

10年も前ですから、今と違って、ニュースで言っているよりも台風が先に来ることもあったし、気象情報でも放送局がある山口の天気は言っても、宇部の情報はなかったように思います。

だけど、あの時、台風がどういう経路で動くかというのは知っていたわけだし、自分の住んでいる地域を通るというのは少なくとも知っていたわけだから、自分が悪いということは間違いないんですよ。まさしくど真ん中を通ると知っていて、避難しなかったのだから。

今は違いますよ。「情報は待っていたらだめ。自分で積極的に取りに行く」というのと、周りが何と言おうと避難勧告が出たら家にはいないということです。もう、水が押し寄せてきたら、避難なんてできないんですよ。だから避難勧告には絶対に応じないといけないと思います。避難勧告が空振りに終わればラッキー。「空振りばんざい、最高」です。

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