雪害ボランティア安全管理3つのポイント

長岡市の大雪(平成22年度冬期)

雪害ボランティア安全管理3つのポイント

長岡市 40代 男性 団体職員

雪害ボランティア安全管理3つのポイントのイラスト
インタビュー日:2012年10月4日

「長岡雪害ボランティアセンター(ボラセン)」では、除雪ボランティアは事前登録制とし、あらかじめ除雪経験、雪国での生活経験などを聞いたうえで経験者と未経験者をミックスしてグループ編成をし、雪かきのベテランをグループリーダーに据える方針をとっています。除雪とは想像以上に経験がものを言う作業であり、むやみに未経験者を派遣しても十分なサポートができないだけでなく、危険なのです。

長岡雪害ボラセンの活動は過去2年、幸い非常にスムーズでしたが、万一ボランティアに何かあれば活動は水の泡、という緊張感はいつもありました。そこで、実際にボランティアを派遣する前にボラセンスタッフが現地に出向き、家主の要望を聞きながら状況をチェックする「現場の事前確認」、転落の危険性などを考慮した「事前の雪下ろし可否の判断」、事前確認に基づいた「ボランティアへの安全講習」の3つを柱に事故防止を徹底しました。安全講習は、活動内容を簡潔にまとめた独自の手引きをもとに15分以内で説明。現場ではグループリーダーが安全に目を光らせるようにしました。

除雪ボランティアを志願するような人たちには、危険を顧みず人助けに情熱を燃やすタイプが多い。こうした人たちを守るのもボラセンの責務と肝に銘じています。

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