平成18年梅雨前線による豪雨(平成18年7月)
軽トラックの「おせっかい隊」が出前ボランティア
(下諏訪町 20代 男性)
地域の川があふれて浸水被害が出ましたので、僕たちは日ごろから災害時のボランティア活動に備えていましたので、すぐにボランティアセンターを立ち上げました。
ところが、2日間ぐらいほとんど依頼が来なかったんです。被災した地域を見ると、まだ片づけが終わっていないところがありました。で、「自分たちから声をかけていけばいいんじゃないか」ということになり、「おせっかい隊」というのをつくって、仲間と2人で軽トラックに乗って、町を回りました。
「ボランティアセンターっていうのがあるんですよ」と言うと、「そんなのがあるんですか?知らなかったです」と言われました。行くところ行くところ、「こんなのあるんですか?」って感じで、庭の清掃やらいろいろ頼まれるようになって、2人では手が回らなくなるほどでした。
「ボランティアやります」のチラシを回覧で回してもらったのですが、なかなか届かなかったからでした。中には、ボランティアセンターが閉鎖した後に届いたという家もありました。「情報を早く正確に伝えるのは難しいな」と痛感しました。