「仮設住宅に新鮮な風運ぶボランティア」

平成16年新潟県中越地震(平成16年10月)

仮設住宅に新鮮な風運ぶボランティア 

(小千谷市 50代 男性)

地震で家を離れ、仮設住宅に入って冬を過ごしたわけですが、ああいうところに入った直後は、精神的にダーっといい調子に上がってくるんですけど、しばらくするとまたズーっと落ち込むんです。ボランティアの方は、タイミング良くちょうどその落ち込んだ時に遊びに来てくれるんです。そうすると、また気持ちが盛り上がってくる。

いろんなボランティアさんがいて、中にはいい加減な人も紛れ込んできましたけれども、それはそれとして、集落の人だけでいると、ほんとうに精神的にだんだん暗くなってくるといいますか、2週間、3週間ぐらいたつと話も尽きてくるんですよ、思うように動けないから。

そういうときにまた顔を出してくれると、いろんな話を世間から持ってきてくれるから、結構盛り上がるんです。何人かで楽しそうにやっていると、周りのみんなもついてくる。

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