平成30年北海道胆振東部地震・全道停電
パソコンが使えないとまったく仕事にならない
50代 男性 中学校事務職員
中学校の教頭先生から早朝に、停電のため臨時休校にするという電話がきました。臨時休校でも、職員は学校に行かないといけません。電気が復旧していなかったら何をしようかと思いながら、ラジオで情報収集しながら車で学校に行きました。
学校では、校舎を見回って被害状況を確認しましたが、停電でFAXも動かないし、パソコンも使えないためメールも使えません。教育委員会からの連絡も来ないので、まったく仕事になりませんでした。
このまま停電が続いて復旧しなかったら、9月下旬の学校祭をどうしようかという話もしましたが、パソコンが使えないため口で言うだけで、何もできませんでした。しばらくすると、役場の方が来て、避難所にするかもしれないということで、「避難所」という張り紙をしてマットも敷いて体育館を開放しましたが、結局は誰も来ませんでした。
パソコンが使えないと何もやることがないので、厚真町の知り合いに、2000年噴火の反省を踏まえて「記録写真を撮っておくといい」と、スマホで伝えたりしていました。