Disaster Management News—防災の動き

国際会議「東日本大震災に関する専門家会合 〜巨大津波災害の教訓に学ぶ〜」

12月16日(金)、17日(日)に東京・汐留において、内閣府、国際協力機構(JICA)らの主催により、東日本大震災に関する専門家会合が開催されました。この会合は、東日本大震災の経験を主にアジア太平洋地域の諸外国や国際機関と共有し、意見交換を図ることを目的としたものです。25の外国政府、19の国際機関、14の省庁やNGOなどから約100名が参加し、活発な議論を行いました。
全体会合では河田惠昭関西大学教授からの基調講演、岩手県釜石市の野田武則市長による被災地からの特別報告が行われました。3つの分科会での議論を受けた全体会合では、地域の条件や特徴に応じた効果的な警戒システムが大切であることや、効果的な避難のあり方などについて議論が交わされ、引き続きこのような会合の場で情報交換をしていくこととされました。
翌18日(日) は、現地視察として約70名が岩手県沿岸部を訪問しました。
復旧、復興の過程で得られた日本の経験を国際社会と共有することは、東日本大震災に際して示された世界からの支援への恩返しでもあります。これからも様々な機会を通じて、情報発信をしていくこととしています。

会合参加者による集合写真

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

Copyright 2017 Disaster Management, Cabinet Office.