Disaster Management News—防災の動き

日中韓防災担当閣僚級会合の開催

10月28日(金)、日中韓防災担当閣僚級会合が中国・北京において開催されました。この会合は、日本、中国、韓国の間での防災協力を推進するため、2008年12月の日中韓首脳会議で、各国持ち回りで開催することとされたものです。今回は2009年に神戸で開催された第1回会合に続く第2回目の会合であり、日本からは後藤斎内閣府副大臣が出席しました。
会合では、今後の三国の防災協力についての意見交換が行われました。その主な内容は、大きく分けて3つです。まず、相互訪問、交流制度の確立として、2年に一度の閣僚級会合や適切な時期に専門家による会合を開催すること、各国の経験を共有するために政府の防災担当者や専門家を被災地に招くことを確認しました。また、防災に関する政策の情報や大規模災害についての研究成果の共有促進を図ること、災害による被害を減らし、救援活動における能力を向上するための協力を強化することを確認しました。会合の最後には、これらの内容を盛り込んだ、3か国の代表による共同声明書への調印が行われました。
アジア太平洋地域では、災害管理のために人工衛星での観測を利用し、インターネット上で共有する「センチネル・アジア」という活動が実施されています。日中韓の防災力向上においても、このような既存の枠組を使った協力関係を進めていくことにしています。
なお、第3回の会合は2013年に韓国で開催される予定です。

日中韓防災担当閣僚(右端:後藤斎内閣府副大臣)

日中韓防災担当閣僚級会合の様子

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

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