防災対策推進検討会議を設置
東日本大震災の教訓の総括及び今後の防災対策の充実・強化を図るため、中央防災会議の専門調査会として「防災対策推進検討会議」が設置されました（2011年10月11日中央防災会議決定）。
本検討会議の座長は官房長官、座長代理は防災担当大臣であり、関係閣僚（総務大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣、防衛大臣、国家公安委員会委員長）及び有識者を委員として構成されています。
第１回の検討会議には野田内閣総理大臣も出席され、会議の冒頭には、今までの想定を大きく上回る規模の災害についても防災対策の充実を図ることが喫緊の課題であり、国民の生命、財産を守ることは政府の根幹的な責務であることから、本検討会議において、災害法制のあり方や今後の大規模災害への対応のあり方について闊達な議論をお願いしたい、との発言がありました。また、座長である藤村官房長官からも、専門調査会のメンバーに閣僚が加わるのは初めてであり、本検討会議や中央防災会議を中心に、政府を挙げて省庁横断的に防災対策の充実・強化を図りたい旨の発言がありました。
これまでの検討状況としては、「東日本大震災への応急対策等の総括」、「防災基本計画の見直し」、「全国防災対策費についての考え方」、「災害対策法制のあり方」等をテーマとして、２０１１年中に３回にわたり開催されたところであり、これらのテーマについて、各委員からは、それぞれの専門分野を始め、幅広い観点から意見が交わされました。なお、防災基本計画の修正については、検討会議での議論を踏まえ、12月27日に開催された中央防災会議において決定されました。
今後は、第４回の検討会議を１月の中旬を目途に、「三連動地震対策の見直し」や「自然災害対応体制のあり方」等を議題として開催予定です。
第５回以降については、これまでの検討状況を踏まえて議題などを調整し、来年の春ごろの中間報告、夏ごろの最終報告に向けて、引き続き検討を進める予定です。
アクセス
中央防災会議 防災対策推進検討会議
https://www.bousai.go.jp/chubou/suishin/kaigirep/chousakai/kihonkeikaku/index.html
野田内閣総理大臣出席のもと開催された第1 回防災対策推進検討会議の様子