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平成27年版 防災白書|特集 第3章 第2節 2-2 災害リスク削減のためのメカニズム~国連国際防災戦略(UN/ISDR)の活動~


2-2 災害リスク削減のためのメカニズム ~国連国際防災戦略(UN/ISDR)の活動~

第1章において国連防災世界会議の経緯を振り返った通り、世界各地で繰り返される災害の悲劇をできるだけ事前の取組によって減少させるため、1990年代を「国際防災の10年」とする国連総会決議を経て、国際社会における災害予防のためのメカニズムが設立された。2000年代に入り、その活動は国際防災戦略(ISDR)へと引き継がれ、その防災戦略は、2005年の第2回国連防災世界会議において「兵庫行動枠組(HFA)」が、そして、2015年の第3回国連防災世界会議において「仙台防災枠組2015-2030」が策定され、ジュネーブにある国連ISDR事務局は、その世界会議事務局として機能してきた(より詳しくは第1章及び第2章を参照されたい)。今後は、「仙台防災枠組」の推進に向けて、新たに盛り込まれた7つのグローバルターゲットや、世界各国の防災の取組の進捗のモニタリングを実施していくことが課題である。

また、国連ISDRでは、様々な防災意識啓発活動を行っており、例えば、自治体をターゲットとした都市防災キャンペーンの展開、世界防災白書(GAR:Global Assessment Report on disaster risk reduction)の作成などを通じて、世界の防災戦略の推進に貢献している。

我が国は、平成26年度において、国連ISDRの活動を支援する経費として約134万ドルを拠出している(国連防災世界会議関連経費分を除く)。


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