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1セッション議事概要 「地震及び地震被害情報の早期伝達、収集システムの利用に関する情報交換」をテーマに、気象庁土井調査官から、ナウキャスト地震情報への取り組みとその活用可能性について、米国地質調査所ワルド博士から、カリフォルニアにおける迅速な地震動及び被害情報の収集・伝達に関するシステムTriNetによる地震動分布図・一般市民を対象としたインターネットによる震度の収集について、横浜市島田室長から、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえた地震防災対策の成果と「横浜市リアルタイム地震防災システム(READY)」の概要・活用について、FEMAのニシェンコ博士から、地震による直接的及び間接的被害・損失を準リアルタイムに評価する「HAZUS」の紹介及びHector Mine地震(M:7.1)の際の稼動状況について報告があった。
○主な質疑応答 ・情報の利用、分析を行うに当たって、「情報の利用のしやすさ」、つまりフォーマットをどうするかなどを考慮する必要があるのではないかとの意見に対し、実際にデータベースを作る段階では、他の機関も使いやすいものを作らなくてはならない。その点では日本のほうが洗練されている印象を受ける。米国はフォーマットがまちまちで、各データベースが相乗効果を上げることがたやすいか、検討を要するとの意見もあった。
・気象庁のナウキャスト情報の伝達方法及ぴ流す情報は何かとの質問に対し、ポケットベルと、衛星通信であるが、ポケットベルは通常では分のオーダーが必要である。優先処理を導入すれぱこれを10秒のオーダーまで縮めるとが可能だが、それには通信会社の投資が必要で、すぐには解決しない。流す情報は、地震が起こったという事実のみとの回答があった。
・横浜のREADYについて、何か改良すべき点はとの質問に対し、日常的にはデータを地下構造探査などに利用し、成果をフィードバックしたいとの回答があった。
・米国ではHAZUSとTriNet(ShakeMap)とはオンラインで結ばれているのか、また、HAZUSによる測定結果と実際の被害とどの程度異なるのかとの質問に対し、TriNet(ShakeMap)からはインターネットで、キューブからはぺ一ジャー(ポケットベル)で情報を得ており、オンライン接続ではない。検証結果については現在とりまとめ中との回答があった。
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