第4章 復興財源の確保
計画作成の主旨
復旧・復興対策が円滑に実施できるように被災後できるだけ早い時期に財政需要見込額を把握し、復興財源の確保を図る。
計画の内容
64−1 予算の編成
1 予算編成の基本方針
復旧・復興事業を迅速に実施するため、予算の執行方針及び編成方針等を定める。
2 県
(1) 財政需要見込額の算定
被災状況調査を基に、次の財政需要見込額を算定する。
ア 復旧・復興事業
イ 震災復興基金への出損金及び貸付金
ウ その他
(2) 発災年度の予算の執行方針の策定
執行を当面凍結すべき事業を抽出し、緊急度が高い復旧・復興事業を滞りなく実施するため予算執行方針を策定する。
(3) 予算の編成方針の策定
復旧・復興対策を迅速かつ的確に実施するため、当初予算、補正予算を通じた編成方針を策定する。
3 市町村
(1) 財政需要見込額の算定
被災状況調査を基に、次の財政需要見込額を算定する。
ア 復旧・復興事業
イ 震災復興基金への出損金及び貸付金
ウ その他
(2) 発災年度の予算の執行方針の策定
緊急度が高い復旧・復興事業を滞りなく実施するため、優先的に取り組むべき対策と執行を当面凍結すべき事業を抽出し、予算執行方針を策定する。
(3) 予算の編成方針の策定
復旧・復興対策を迅速かつ的確に実施するため、当初予算、補正予算を通じた編成方針を策定する。
64−2 復興財源の確保
1 基本方針
災害後の復旧・復興対策実施のための事業費は莫大になることが予想され、災害の影響による税収の落ち込み、財政状況の悪化が懸念される。復旧・復興対策を迅速かつ的確に実施していくため、財源確保に関する適切な措置を講ずる。
2 県
(1) 地方債の発行
復旧・復興対策に係る莫大な財政需要と大幅な税収減に対応するため、次の措置を講じ財源を確保する。
ア 災害復旧事業債
イ 歳入欠かん等債
ウ その他
(2) その他の財源確保策
復興を目的とした宝くじの発行等により、復興財源の確保を検討する。
3 国への要望
復旧・復興対策実施に係る財政需要に対応するため、財源確保に関する特例措置等を国に要望する。
要望に当たっては、市町村要望を踏まえたものとする。
4 市町村
(1) 地方債の発行
復旧・復興対策に係る莫大な財政需要と大幅な税収減に対応するため、県と調整を図りながら次の措置を講じ、財源を確保する。
ア 災害復旧事業債
イ 歳入欠かん等債
ウ その他
(2) その他の財源確保策
復興を目的とした公営競技の開催による復興財源の確保を検討する。
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