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発言録を公開しました1.開会・オリエンテーション 大臣あいさつ ・皆様、おはようございます。防災担当大臣の沓掛です。小泉総理より「永年防災をやってきた人間だから最適だから、一つこれからの防災をやってくれ」「最大の課題は防災である」といわれた。 コーディネーターあいさつ ・昨年末からの大雪で100名以上が亡くなっている。災害は私たちを待たず、多様化、日常化、巨大化が進行していると思っている。 2.被災地からの報告(10:45~12:00) 【関連する資料はこちらから】 ■コーディネーター:室崎益輝氏(独立行政法人消防研究所理事長) 愛媛県新居浜市(平成16年台風19号他) 近藤氏(立川地区自治会長) ・立川地区は、愛媛県の新居浜市街地まで車で10分足らずの別子銅山のふもとにあり、山間に100戸ほどが散在し、70歳以上が100人を超えるほど高齢化した地区である。 永易氏(新居浜市社会福祉協議会) ・新居浜市社会福祉協議会では、平成16年度の台風16号のあった8月と21号のあった9月末に災害ボランティアセンターを設置した。 コーディネーターコメント ・基本的には、日常的な地域のつながりや準備と、地域とボランティアの連携が大切だという報告だった。 兵庫県豊岡市(平成16年台風23号) 安田氏(豊岡市社会福祉協議会) ・豊岡市では台風23号により市街地は大きな被害を受け、生活の基盤となる家もすぐには住めるような状況ではなかった。 馬場氏(兵庫県社会福祉協議会) ・兵庫県社会福祉協議会という広域の立場から、ポイントを絞り込んでお話をしたい。 コーディネーターコメント ・柔軟な運営や現地サテライトなど、大切なポイントをご指摘いただいた。 宮崎県宮崎市(平成17年台風14号) 石田氏(宮崎災害復興支援ネットワーク) ・昨年全国のかたがたから「9・6」宮崎水害に対していろいろなご支援を頂き、この場をお借りしましてお礼を申し上げたい。 初鹿野氏(宮崎災害復興支援ネットワーク) ・みやざき災害復興支援ネットワークの設立経緯は、ボランティアセンターが閉鎖後、地域のNPOやボランティアの特性を活かし、復興の支援を続けていくために発起人会を設立し、コーディネーターが活動を開始して参加団体の調整会が開催された。 コーディネーターコメント ・災害を契機にボランティアのネットワークが大きく広がったという話で、今の話でも「緩やかな」とうことがすごく大切なキーワードのように思う。 山口県美川町(平成17年台風14号) 北川氏(清流レンジャー) ・台風14号の台風の時に、テレビの中の出来事にしか思っていなかった災害が自分の住んでいる町で起こったことにとてもショックを受けた。 コーディネーターコメント ・ 災害直後のボランティア活動だけではなくて、災害後に次の災害に備える、もっと大きな意味でいうと、住みやすい社会をつくるために、ボランティア活動を維持・継続させていかれた取り組みの話であった。 質疑応答 Q1 豊岡市の報告で紹介された「現地サテライト」の設置ですが、もう少し詳しく教えていただきたい。 ■ANSWER:安田氏 Q2 立川自治会の会長さんにお伺いしたい。体制が整うまで3年かかったといわれたが、その3年間の会合の回数や、専門的なアドバイスを受けた内容など、その経緯のようなことを詳しく教えていただきたい。 ANSWER:近藤 Q3 美川町のスライドの中に、ボランティアがいよいよ帰るというときに、「無事に帰っていただきたい。そのためにうがいをしてください、手洗いしてください」といった立て看板があった。非常に素晴らしいノウハウなので詳しく聞きたい。 ANSWER:藤本 Q4 みやざき災害復興支援ネットワークの活動の発端は災害ボランティアというグループが入っていません。このような活動を続けていって、災害ボランティアと俗称されるグループとのつきあいも増えたと思うが、発想の違いといったもので何か感じられることがないかということをお伺いしたい。 ANSWER:初鹿野 Q5 立川地区では「足が悪い」というような個人情報を自治会で管理されたのでしょうか。また、避難対応について詳しく聞かせてください。 ANSWER:近藤 Q6 みやざき災害支援ネットワークにお聞きしたいのですが、いろいろな経験の中から素晴らしい組織ができ上がって確立されたわけですが、柔軟な対応をする中で、民間の災害基金を設けたというお話を聞きました。その辺の募集の規模や、どういった形でうまく利用できたのか、その辺をお聞かせいただければありがたいと思います。 ANSWER:初鹿野 Q7 地域防災計画に明記されていないと、災害が起こったときにボランティアが動いても、その資金や活動の拠点、物資をそうするのかはっきりしておりません。できればふだんからやっておきたいのですがなかなかうまくいっておりません。その点のご苦労話を聞かせていただきたいと思います。 ANSWER:安田 コーディネーターより午前の部の総括 ・今回は問題点と、その対処法としてボランティアセンターの運営、資金確保など非常に参考になる話が出てきたように思う。 |