災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 平成
18
年
3
月
1891
濃尾地震
報告書の概要
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<概要>
1891 年 10 月 28 日に発生した濃尾地震は、マグニチュード8.0と推定される過去日本の内陸で発生した最大級の地震であった。岐阜県美濃地方においては地表に明瞭な断層が発生し、その比高は 6 メートルにもなった。特に震源に近い地域においては近代建築が倒壊したのに対し、伝統的な土蔵が残った。
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<教訓>
濃尾地震は、近世から近代への過渡期にあって、復旧のための資材、人員等の不足に悩まされながらも、マスメディアによる情報伝達、近代行政システムによる迅速な救援、地震原因の科学的研究、減災のための耐震建築の研究など、今日の地震対策の原型をつくり、その発展の方向を決定することとなった。この地震を機に「震災予防調査会」が設置された。現在においてもなお地震は避けがたい災害ではあるが、今後とも減災のための努力を続けなければならない。
報告書( PDF )
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表紙
【 PDF42KB】
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目次
【 PDF166KB】
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第1章 災害の概要
【 PDF46,563KB】
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第2章 濃尾地震の被害と救済
【 PDF15,550KB】
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第3章 濃尾地震のインパクト
【 PDF24,079KB】
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第4章 おわりに 〜濃尾地震の教訓〜
【 PDF243KB】
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資料編
【 PDF303KB】
2001,内閣府