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01.台風第23号による暴風は、南西諸島から東日本にかけて観測された。


【区分】
Ⅸ.台風第23号
第1期 台風第23号について
1-2. 台風の勢力
2.暴風の状況
【教訓情報】
01.台風第23号による暴風は、南西諸島から東日本にかけて観測された。
【文献】
◆台風は超大型や大型の勢力で南西諸島から九州の南海上を進み、その後、四国に上陸してから関東地方で温帯低気圧になるまで大型の勢力を維持し続けた。このため、南西諸島から東日本にかけて暴風を観測し、広範囲にわたって強風が続いた。
◆(18日)台風は沖縄の南海上を北西に進み、南西諸島が強風域に入った。
◆(19日)台風の北上に伴い、宮古島が暴風域に入った。その後、沖縄本島、奄美諸島が順次、暴風域に入り、11時20分に沖縄県玉城村糸数で27m/s 、15時00分に沖縄県伊是名村で24m/s、16時00分に鹿児島県与論島で23m/sを観測した。
◆(20日)台風は九州の南海上を北東に進み、04時20分に鹿児島県喜界島で最大風速24m/sを観測した。朝には鹿児島県、宮崎県や九州北部の一部が暴風域に入った。昼過ぎには四国に上陸し、四国地方全域が暴風域に入り、西日本から東日本にかけて強風域に入った。その後、中国地方の一部、近畿地方が暴風域に入った。このため、13時10分に愛媛県長浜町で最大風速26m/s、14時00分に山口県秋芳町秋吉台で28m/s、17時00分に岡山県奈義町で34m/s、17時10分に京都府京丹後市間人で26m/s、17時30分に和歌山市友ヶ島で23m/sなどを観測した。夜には台風は近畿地方から東海地方に進み、18時50分に富山県朝日町泊で最大風速23m/s、20時00分に兵庫県三田市で最大風速23m/s、22時30分に東京都三宅島坪田で24m/sを観測した。
(最大風速の極値を更新した観測点)雲仙岳33.5m/s 北11時30分、岡山21.2m/s北17時10分、舞鶴25.1m/s北20時30分、富山22.9m/s北東20時50分
(最大瞬間風速の極値を更新した観測点)雲仙岳63.7m/s 北12時52分、佐世保49.3m/s北10時57分、41.4m/s北東17時07分、舞鶴51.9m/s北20時27分
◆(21日)00時に暴風域がなくなった台風は、甲信地方を通り、関東地方で温帯低気圧となった。中国・四国地方から東北南部が強風域に入り、00時20分に新潟県佐渡市両津で最大風速21m/sを観測した。気象官署で最大風速20m/s以上を観測した地点はなかった。
[『災害時自然現象報告書 2004 年第6号』気象庁(2004/11),P.4-5]

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