製造業における防災への取組【アイシン精機(株)】
特徴
1. 自社(製造業)のリスク管理活動の位置づけを、各ステークホルダー(利害関係者)との関係において明確にした取組を行っている。
2. 防災活動においても「地道な改善の積重ね」を基本に、教育・訓練の工夫など実践力の向上に重点をおいた取組を行っている。
概要
自動車部品会社であるアイシン精機(株)では、自社のリスク管理活動について、企業内部だけではなく、地域社会、取引先企業、顧客・消費者、競合企業など様々なステークホルダーとの関係において明確に位置づけ、実践的な取組を行っている。
また、教育、訓練に工夫をこらし、より実践的な対応力の向上を目指している。
防火に強い人づくり (新任管理/監督者の防火教育) | 初期消火訓練の一部として行う 「火の恐さを知る体感訓練」 |
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【全社スローガン】自分を守り、仲間を守れ
目的
それぞれのステークホルダーとの関連では、以下のように整理されている。
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(1)企業内部(経営者、株主、従業員・労働組合)
経営に対する影響(被害)の最小化
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(2)行政(監督官庁)、地方自治体・消防、市民・社会
企業市民としての役割遂行
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(3)取引先企業、金融機関、顧客・消費者
「危機」に強い取引関係の維持・向上
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(4)競合企業
産業の発展に向けた協調・競争
経緯及び活動状況
1. アイシン精機㈱は、2008年3月末現在、グループ企業全体で約7万人の従業員がいる自動車部品会社(本社:愛知県刈谷市)である。
2. 自社のリスク管理活動を、企業内部だけではなく、地域社会、取引先企業、顧客・消費者、競合企業など様々なステークホルダーとの関係において明確にし、より実践的な活動に取組んでいる。例えば、東海地震対策の推進では、仕入先企業や地域社会と協業でその改善に向けた活動に取組んでいる。
3. 防災に対する基本姿勢として、「自分の大切なものは、自分で守る」という「セルフディフェンス」の心構えを据え、自分→家族→会社→地域社会・顧客・取引先→国全体→地球と「守るべきもの」の範囲を順次拡大していく発想で、社会人として、また企業市民としての活動を広げられるように努力している。
4. 実践においては、「地道な改善の積重ね」を基本として、教育・訓練やマニュアルづくりに様々な工夫をこらしている。
団体名 | アイシン精機株式会社 | |
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連絡先 | 住所 | 〒448-8650 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 |
担当 | ||
電話番号 | ||
URL |
tsh19009