映画「ありがとう」【(株)ランブルフィッシュほか】
特徴
1. 阪神・淡路大震災により被災した街や人々の復興の過程について、実話をもとに製作された映画である。
2. 映画冒頭の地震発生時のシーンや震災後の火事などの2次災害を、当時の街並みを再現した巨大なオープンセットを使い、大震災の状況をリアルに伝えている。
概要
映画「ありがとう」は、神戸市でカメラ屋の店主であった主人公が、阪神・淡路大震災により大きな被害を受けたが、街の復興に奔走する一方で、自らプロゴルファーを志し、見事プロテストに合格した実話をもとに制作され、2006年11月25日から全国214館でロードショーされた。
本映画公式ポスター | 震災後、立ち竦む主人公 |
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大規模なセットでの震災シーン | 本映画をモチーフにした内閣府ポスター |
目的
映画「ありがとう」のパンフレットにおける「解説」には、以下のような文章が記載されている。
どんな逆境でも“心のありかた”次第で誰にでも奇跡は訪れるということ、そして、何よりも自分が生きていることへの感動の気持ちを、この映画を通じて感じてもらいたい。
経緯及び活動状況
1. 映画「ありがとう」は、文化庁支援・文部科学省選定(少年向・青年向・成人向・家族向)映画として、2006年11月25日から全国ロードショーされた。
2. 映画冒頭の大震災のシーンは、当時の神戸の街並みを再現した巨大なオープンセットを使い、大震災の状況をリアルに伝える映像となっている。
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3. 映画「ありがとう」のパンフレットには、以下のような「解説」が記載されている。
本映画の原作となる「還暦ルーキー」は、今もシニアツアーで活躍中のプロゴルファー古市忠夫氏を主人公としたノンフィクション。古市氏は神戸市鷹取商店街でカメラ屋の店主をしていた時に被災し、友も、家も、財産も失った。が、もともと地元消防団のボランティア活動をしていた古市氏は街の復興に奔走する一方で、自らプロゴルファーを志し、還暦を目前にしてプロテストに合格するという快挙をやってのける。
この実話をもとに、映画は震災で崩壊した街の復興と、古市氏自身のプロテストへの挑戦、そして、それを陰で支える夫婦愛を物語の軸とした、観た人に勇気と希望を与える娯楽感動作品が完成。どんな逆境でも“心のありかた”次第で誰にでも奇跡は訪れるということ、そして、何よりも自分が生きていることへの感動の気持ちを、この映画を通じて感じてもらいたい。
4. 映画の全国ロードショーに合わせ、内閣府(防災担当)及び防災推進協議会では、映画「ありがとう」を題材に、「災害被害を軽減するための国民運動」の啓発ポスターを作成した。
製作等
- (製作)
- ランブルフィッシュ/バップ/TOKYO FM/NHKエンタープライズ/日本デジタル・コンバージェンス
- (制作プロダクション)
- ランブルフィッシュ
- (配給)
- 東映
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