ティーポットサロンでの防災講話(減災への取組)

ティーポットサロンでの防災講話【東京YWCA国領センター】

 

特徴

1.

シニア世代を対象に、楽しく人と集う場や機会を提供するための取組の中で、家庭や地域での防災・減災に関する基礎知識を学ぶ機会を提供している。

2.

ティーポットサロンの運営方法、活動内容等、地域の高齢者が参加しやすいように配慮した取組である。

 

概要

東京YWCA国領センター(東京都調布市)では、定年退職後、引きこもりがちな高齢者や人と集う機会が少なくなってしまった高齢者などを対象に、「YWCAティーポットサロン」を開催し、お茶やお菓子を楽しみながら交流し、くらしや健康に関する様々な知識を学ぶ機会を提供している。 

毎月2回程度開催される「ティーポットサロン」の中で、年1回、家庭や地域での防災・減災に関する基礎知識を学ぶ「防災講話」を実施している。

 
講師を招いての講話 消防署員による「消火器取扱法」講習
目的

1.

「ティーポットサロン」の募集ちらしには、以下のように記載されている。

  • あなたの生活の中に加えてみませんか。緑豊かな国領センターでの午後のティータイムを。おいしいお茶とお菓子をいただきながら、おしゃべりしたり、身体を動かしたり、お話をきいたり。楽しいひとときをご一緒しましょう。

2.

「ティーポットサロン」で行った「防災講話」のテーマは、「防災の知恵と工夫でいのちを守る」であった。

 

経緯及び活動状況

1.

「YWCAティーポットサロン」は、東京YWCA国領センター(東京都調布市)が、定年退職後、引きこもりがちな高齢者や人と集う機会が少なくなってしまった高齢者などを対象に、お茶やお菓子を囲んで楽しく交流、くらしや健康に関する様々な知識を学ぶ機会を提供し、地域でより豊かに暮らしていく一助として、2004年2月から開始した取組である。

2.

本取組は、介護予防を視野に入れ、地域に開かれた交流の場づくりを目指しており、市民のための「健康づくり事業」として、調布市からの補助金の交付も受け、実施している。

3.

調布市報を通じた参加者の募集を行っており、徐々に継続した参加者の割合が増え、参加者へのアンケートでは、仲間との定期的な楽しい集いや会話が介護予防にも効果的であるとの回答が寄せられるなど、調布市からも高い評価を受けている。

4. これまでの活動状況は、以下のとおり。

(1)

2003年度

  • 計5回実施。延べ118人が参加した。
  • テーマは、「食と健康の話」、「シニア体操」、「カラーコーディネート」など。
(2)

2004年度

  • 計22回実施。延べ586人が参加した。
  • テーマは、「食と健康の話」、「防災講話」、「法律の話」、「シニア体操」、「落語」など。
(3)

2005年度

  • 計22回実施。延べ697人が参加した。
  • 「健康フラダンス」、「口腔ケア」、「遺言」など新しいプログラムを取り入れた。
5.

本取組の中で、年1回、家庭や地域での防災・減災に関する基礎知識を学ぶため、専門家講師による「防災講話」を実施している。

6. 「防災の知恵と工夫でいのちを守る」をテーマとする講話の主な内容は、以下のとおり。

(1)

地震処置の三原則

  • その場にあった身の安全(家を丈夫にする、家の中に生存空間をつくる)
  • すばやく火の始末(ガスや電気の防火対策)
  • 隣近所の助け合い(家族の安否確認、災害用伝言ダイヤル、バケツリレー、避難所運営)
(2) 非常用備蓄は人に頼らず自分の手で
  • 「コープこうべ」調べによる「役に立ったグッズ(ベスト20)」
(3) 助け合いのネットワーク作り
  • 普段の付き合いが大事

 

団体名 東京YWCA国領センター
連絡先 住所 〒182-0022 東京都調布市国領町7-11-1
担当
電話番号 042-483-5151
E-Mail kokuryo@tokyo.ywca.or.jp
URL https://www.tokyo.ywca.or.jp/senior/kaigoyobou/別ウインドウで開きます
rkh19005

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

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