耐震補強フォーラム(減災への取組)

耐震補強フォーラム【耐震補強フォーラム実行委員会】

 

特徴

1.

企業、行政、学会、NPO、地域などで先進的な活動を実践しているキーパーソンが参加することにより、耐震補強に関する民間の知恵、国や自治体の政策の動向、学会における研究成果などを共有するための議論の「場」として機能している。

2.

フォーラムに合わせた関連企業・団体による耐震補強展等の開催、若者や女性をターゲットにしたサバイバルゲーム形式でのフォーラムの実施など、広く一般市民が参加するための取組にも配慮している。

 

概要

「耐震補強フォーラム」は、大地震の際の防災・減災の要となる建物の耐震補強について、国民的な運動として推進していくことを目指し、2005年6月から年2〜3回ずつ開催されている。

国や大学などの専門家によるパネルディスカッション、各地域における先進的な取組事例の紹介など、地域が一体となって耐震補強に取り組む重要性について、フォーラムにおける活発な議論を通じ、全国への情報発信が図られている。

「耐震補強フォーラム」会場光景 「耐震補強フォーラム」広告ポスター
目的

第1回フォーラムのポスターでは、以下のような文章が示されている。

〜開催に向けて〜

あなたの家は、大きな地震に耐えられますか?気軽に相談できたり、安心して耐震補強を頼める人がいますか?

あなたが建てた家は、大丈夫ですか?お客さまの命を守れますか?みんなの不安に答えられますか?

建築士や工務店が連携して、耐震補強が街中で行われるのが目標です。1軒、また1軒、そしてもう1軒、耐震補強の推進が、あなたとあなたの街を守ります。

現場で活躍する人たちの実践談。そして・・・あなたが大地震を迎え撃つムーブメントを!

 

経緯及び活動状況

1.

2005年1月に行われた「市民が学会と考える東京の地震防災シンポジウム」では、大地震から多くの生命を守るために、市民主導による耐震補強に的を絞ったフォーラムを開催することが宣言された。

2.

その後、同シンポジウムを共同で主催した土木学会、日本建築学会、NPO法人東京いのちのポータルサイトを中心に「耐震補強フォーラム実行委員会」が結成され、2005年6月以降、2006年12月までに計6回の「耐震補強フォーラム」が開催されている。

3. 各回のフォーラムの概要は、以下のとおり。

(1)

第1回:2005年6月19日(東京都港区)

  • 基調講演「首都直下地震と減災対策」
  • 連続パネルディスカッション「耐震補強をいかに進めるか」
  • 「耐震補強展」を同時開催

(2)

第2回:2005年11月8〜11日(東京都江東区)

  • 「Japan Home & Building Show 2005」内の「まちづくりメッセ」の中で開催
  • シンポジウム「耐震補強・今、あなたにできること」、「耐震補強・まち場の取組」
  • 「耐震補強展&工法講習会」を同時開催

(3)

第3回:2005年11月14日(兵庫県神戸市)

  • 基調講演「災害に強いすまいづくりの推進」
  • パネルディスカッション「地域で進める災害に強いすまいづくり」、「災害に強いすまいづくりの新政策」

(4)

第4回:2006年6月17日(東京都千代田区)

  • 事例報告「地域ですすめる耐震補強」
  • パネルディスカッション「耐震元年始まる」、「今こそ耐震補強の国民運動を」
  • 「耐震補強展・くらしの防災展」を同時開催

(5)

第5回:2006年11月16日(東京都江東区)

  • 「まちづくりメッセ2006」の中で開催
  • 基調講演「事業継続計画(BCP)とまちの活性化」、「わが国の耐震補強推進政策について」
  • シンポジウム「地域で進める耐震補強」、「耐震補強の現場を語る」

(6)

第6回:2006年12月10日(東京都港区)

  • 六本木ヒルズを会場に、若者や女性をターゲットにした「サバイバルゲーム『彼女を守る51の方法』in六本木」として開催。

 

団体名 耐震補強フォーラム実行委員会
連絡先 住所 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-9-21
担当 耐震補強フォーラム実行委員会事務局:NPO法人東京いのちのポータルサイト
電話番号
E-Mail info@tokyo-portal.info
URL ../../../tolink/out555.html
rkh19001

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

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