テレビ放送局による災害放送と防災教育コンテンツの提供【NHK】
特徴
1. 子どもや一般向け防災教育番組を制作するとともに、ホームページによる学校教育用コンテンツの提供を推進している。
2. 公共報道機関としての災害報道のための体制整備や、防災・減災のための特集番組の制作等にも努めている。
概要
NHK(日本放送協会)では、災害による被害や防災に関する知識を提供する子どもや一般向け教育番組等を制作するとともに、ホームページによる学校教育用コンテンツの提供を推進し、防災・減災のための普及啓発に向けた積極的な取組を行っている。
また、公共報道機関として、災害時における緊急報道を迅速かつ正確に実施するための体制の整備を図っているほか、防災に関するメモリアルデーにおける防災・減災のための特集番組の制作等にも努めている。
地震の起こり方(防災教育用映像教材) | 土石流を防ぐ工夫(防災教育用映像教材) |
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目的
1. テレビ番組を通じた防災の意識付けやきっかけ作り、防災知識の付与
2. 実写等を用いた、わかりやすい学校教育用コンテンツの提供
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3. 災害報道の役割は、以下のとおり。
被害の軽減(地震発生、津波警報、台風・大雨情報、避難勧告等情報など)
救援活動や生活再建・復興の支援
安全な社会の構築(災害時だけではなく、日頃から防災の課題を取り上げる)
経緯及び活動状況
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1. NHK(日本放送協会)では、公共報道機関として、災害時における緊急報道を行っており、例えば、地震発生後の主な対応は、以下のとおり。
(1)震度情報(地震発生に関する気象庁からの情報伝達後2分以内)
(2)特設ニュース((状況により)震度5弱・5強、津波注意報)
(3)臨時ニュース(震度6弱以上、地上波、衛星波、音声波すべての波)
(4)緊急警報放送(津波警報・大津波警報、地上波、衛星波、音声波すべての波)
2. また、震度計の設置、原稿(アナウンス・コメント)支援システムの整備、ニュース担当者による地震対応訓練などを行っているほか、ロボットカメラや気象映像などの各種映像システムの整備を図っている。
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3. 広く国民に対する普及啓発のため、以下のような番組を制作している。
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(1)防災におけるメモリアルデーにおける特集番組
- 防災の日(9月1日)、阪神・淡路大震災(1月17日)
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(2)大規模災害直後の特集番組
- インド洋大津波(2004年12月26日発生)、新潟県中越地震(2004年10月23日発生)
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(3)日常的な番組の中での情報提供
- 子ども向け教育番組(防災の心構え、日頃の備え等)、学校向け教育番組(理科、社会)、一般向け情報番組・教養番組(災害の基礎知識、防災・減災のための取組等)
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4. ホームページによる学校教育用コンテンツの提供にも力を入れており、防災教育についても、過去の災害被害に関する実写等を用いた、わかりやすいコンテンツを提供に努めている。NHKによる学校教育用コンテンツは、以下のとおり。
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(1)NHKデジタル教材
- 子どもや学校向け教育番組の紹介(トップページの上方「クリップ」のタブから検索画面へ入り動画が検索できます)
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- 学校の先生向けDVD貸し出しサービス (自然災害に関連する番組は「環境教育」の分野にあります)
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団体名 | NHK 日本放送協会 | |
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連絡先 | 住所 | 〒150-0041 東京都渋谷区神南2-2-1 |
担当 | ||
電話番号 | ||
URL | https://www.nhk.or.jp/css/ |
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