女性パワーで活気ある避難生活

東日本大震災(平成23年3月)

女性パワーで活気ある避難生活

新地町 60代 男性 自治会長

女性パワーで活気ある避難生活のイラスト
インタビュー日:2012年9月19日

避難所運営は男性ばかりで行うことが多いと聞きますが、男性は仕事を持っている人が多く、昼間はいません。ところが支援物資が届いたり、ボランティアの人たちが来たりするのは昼間が圧倒的に多い。そこで、早くから女性の活用を心がけました。自治会女性部を発足させて節度ある集団生活を目指したのです。女性部のメンバーは3名。私から頼み込んで役員になっていただき、昼間の活動をサポートしていただきました。女性の細やかな心配りで避難所運営はとてもうまくいきました。

自治体女性部の活躍は、仮設住宅に移ってからも続いています。すっかりまとまりができたため、何かしようと声をかければ必要なくらいのメンバーがすぐに集まる。人が集まるから活動も活発化します。

ニワトリを飼って卵を収穫して幼稚園や小学校にプレゼントしたりもしています。2012年秋にはいちごのハウス栽培も始めました。いちご農家の人々を指導者に、ハウスを作り、苗を植えました。ハウス設置に関する役所への申請なども女性部が仕切ってくれました。収穫できた暁には、お世話になった周辺地域の人々にプレゼントしたいと思います。これからも女性のパワーが頼りです。

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