避難に車を使うなの意味 渋滞で実感

東日本大震災(平成23年3月)

避難に車を使うなの意味 渋滞で実感

気仙沼市 50代 男性 電装会社社長

避難に車を使うなの意味 渋滞で実感のイラスト
インタビュー日:2012年9月24日

地震のときは、会社近くの駐車場にいました。すぐに会社に戻ると、有線放送では6メートルの津波が来ると、注意を呼びかけています。そこで、従業員には気仙沼小学校に避難するように指示を出しました。残った我々は事務所の3階に上げられる貴重品や書類などをできるだけ持ち出したのでした。パソコンや書類を持ち出すのにおよそ20分かかりました。津波到達までが40分でしたから、本当にギリギリのところでした。

自動車を使って避難しましたが、途中防災無線から「車は使わないでください」とさかんに放送が流れてきます。実は、あのとき、とっさには私自身はどういう意味かが理解できませんでした。でも、そのまま進むと道路がみるみる渋滞しだしました。先ほどの放送の意味がやっと理解できたのです。

幸いにも、避難場所は至近距離だったので着くことができましたが、あのまま運転中に津波の被害にあったらと思うとゾッとします。

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