東日本大震災(平成23年3月)
避難所食料の買いだしは名刺で支払い
気仙沼市 50代 男性 市役所職員
インタビュー日:2012年9月24日
市役所の災害対策本部は食料確保を担当して、避難所の運営に重点を置きました。総務部の職員が食料担当となり、花巻市を中心に内陸へ買いだしに行きました。現金がないので市役所の名刺を提示しての買物でしたが、量販店、コンビニなど多くの協力を得ることができました。
震災3日目の14日にやっと衛星電話が使えるようになり、関係機関と情報をとりあえるようになりました。それまでは、2万人という想定もしていない数の避難民の対応策に、災害対策本部としてやるべき仕事、市としてやるべき仕事、マンパワーの比重のかけ方にも温度差がありました。あの状況では無理であったかもしれませんが、もう少しきちっとした情報交換をしていればよかったと反省しています。
thh25039