異動5か月で震災対応「求められた自分の判断」

東日本大震災(平成23年3月)

異動5か月で震災対応「求められた自分の判断」

気仙沼市 30代 男性 市役所職員

異動5か月で震災対応「求められた自分の判断」のイラスト
インタビュー日:2012年9月24日

議会の事務局で会議録をまとめているときに震災が起きました。ドドッとすごい揺れでした。急いで第二庁舎の広場に避難しました。市役所前の道路は、まるで川のようでした。

私の担当は、防災センターにかかってくる電話の応対です。2011年11月に危機管理課に異動してくる前は、議会事務局に所属していたので、それまでは防災に関しての知識・経験がありませんでした。

かかってくる電話は、初めは安否の確認、そのあとは、支援の要請、遺体の安置場所の問い合わせが続きました。気仙沼に大川という川がありましたので、被害が大きかった石巻市の大川小学校の問い合わせもいくつか受けました。それらをすべて自分の判断で処理していかなくてはなりません。とにかくひたすらメモをとりながら対応しました。関係機関とのやりとりの中では、専門用語が出てきて理解できずに戸惑うこともありました。

今回、改めてどんな立場であっても戸惑うことなく、対応できるように勉強しておかないといけないと痛感しました。それには、全職員が、全部署の基本的な役割・知識を理解して、適切な行動がとれるように、日ごろから意識することが大事だと思います。

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内閣府政策統括官(防災担当)

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