深夜未明に何度も会議~明け方からの対応、スムーズに~

東日本大震災(平成23年3月)

深夜未明に何度も会議~明け方からの対応、スムーズに~

宮古市 40代 男性 市役所職員

深夜未明に何度も会議~明け方からの対応、スムーズに~のイラスト
インタビュー日:2012年9月10日

被災当日は、管理課にあった発電機を6階に急遽持っていきました。燃料だけが若干あって、大丈夫でしたが、情報が入ってこない。電話もつながらない。下には津波の水があって外に出られないし、虚しい時間というか悔しい時間を過ごし、夜になっても動けないで、多くの職員らはただただ6階とかに、みんなでいたんです。

そんな中で、1時間おきに災害対策本部で、部長を集めての話し合いを行っていました。当日は、議会の最終日だったので、幹部もみんな市庁舎にそろっていました。津波に襲われた後の午後4時に第1回の本部会議をしてから、午後11時までに9回。夜の12時に10回目、午前2時には11回目でした。そこで、「今日は終わりで、次の日、朝6時からやりましょう」となって、12日午前6時からが、12回目の会議でした。

情報が入らない中でも、1時間おきに、「今、何をしなければならないか」、「これはどうする」、「あれはどうする」とか言って、話がまとまっていったから結果的に次の日、みんなが動けたんだと思います。

夜のうちに、「被災していない川井地区と新里地区で、炊き出しのおにぎりを作って、パイパス沿いの水道事業所に持ってこい」とかの指示も出ていました。翌朝、水が引けてから、全館の職員が建物の被害状況とあわせて、人的被害状況を班に分かれて調べて、避難所がこことここに500人いるとか300人いるというのが分かって、次々にホワイトボードに書いていけたのも、考える時間があったからではないでしょうか。

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