「忘れられない3.11」

東日本大震災(平成23年3月)

忘れられない3.11
~スタジアムのスプリンクラーが破裂して水びたし~

(仙台市青葉区 30代 男性 会社員)

3.11は、会社の仕事でスタジアムにいました。

携帯電話の緊急地震速報が鳴り、「あっ地震だ!」いつものように大した事は無いだろうと思った瞬間、ドーンと激しい揺れがやってきました。

スプリンクラーが破裂して、上からは滝のような水が降ってきたし、下からは激しい揺れ、その場から逃げようにも揺れて逃げられない。一瞬のスキをついて千鳥足でスタジアムから脱出!幸いにも社員は全員無事でしたが、皆、顔面蒼白でした。

今まで経験したことのない揺れだったことと、周囲のみんなの表情からも不安でいっぱいになり、正直、落着きを取り戻すのにかなり時間を要しました。

その後会社に戻り、帰宅指示が出たので自宅に戻り、荷物を取って車の中にいました。車で携帯電話を充電しながら実家や友人などにメールで連絡を取り合いました。翌日は実家がある山元町に戻り、地震、津波の恐ろしさを知りました。

もし、地震の前に戻れたら・・・。

やはり、普段から家族、大事な友人とは、携帯電話以外に連絡をとれる約束事を決めておくことが重要だと心の底から感じた数日間でした。

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