「やっと繋がり実家の家族に無事を伝える」

東日本大震災(平成23年3月)

やっと繋がり実家の家族に無事を伝える

(仙台市青葉区 20代 女性 会社員)

地震が起きた日は、会社にいました。

棚が崩れ、立っているのがやっとの状況のなか、私は言葉が何も出ませんでした。机の下へもぐり、揺れがおさまるのを待ち、外へ出ても余震が続いていました。4トントラックと電信柱が大きく左右に動いているのを見て、この地震の大きさを改めて感じました。

その後アパートに戻り、近隣の方々と避難所で何日か過ごしました。その期間中もずっと青森の実家の家族に無事だよと伝えたくてリダイヤルを押し続けていました。やっと連絡がとれた時には、いろいろな感情が交じり合い泣いてしまいそうでした。

私は直接的な被害が少なく、大変な思いをしたかたより災害の影響は少ないです。

あれから9ヵ月たちますが、先の見えない仮設住宅で生活する知人、未だ会社、仕事が不安定な方々も沢山いて、まだまだ問題は山積みです。

私にできることは少ないかもしれませんが、被害の大きかった沿岸部に向けたボランティア活動や、この先の生活に不安を抱える知人に向けたできる限りの支援などに積極的に関わっていきたいと思います。

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