「電気がない生活に悪戦苦闘」

東日本大震災(平成23年3月)

電気がない生活に悪戦苦闘
~懐中電灯から携帯電話に充電を~

(仙台市泉区 10代 女性 学生)

高校を卒業して大学入学前の春休み期間中に震災が起こりました。

その日は母と家にいて、揺れがおさまるまで家の中でうずくまっていました。茶の間のテレビがテレビ台から落ちたり、戸棚の中のものが落ちてきたりしました。

石油ストーブがありましたが、余震が怖かったので母と2人で自宅前に停めてある車の中で暖房をつけて過ごしました。

母の携帯電話がメールは受信しても返信ができなくなってしまったので、家族へのメールを自分の携帯電話からしていました。携帯電話の充電がどんどん減っていくので、中学時代に授業で作った手回し充電の懐中電灯に携帯電話の充電ケーブルが付いていたので、それで充電していました。

震災の影響で大学の入学式が中止になりました。しばらくの間、家の電話やネット回線も止まっていたため、大学の入学式が中止になったという情報を得るのに苦労しました。

普段から電気に頼った生活をしていたことに改めて気づかされました。

もし地震の前に戻れるのなら、電気がなくとも家族や大切な友人たちと連絡をとりあえる手段をきっちりと話しておくべきだと思いました。

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