「人の目が負担だった避難所生活」

平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震(平成20年6月)

人の目が負担だった避難所生活

(栗原市 60代 男性)

私たちが避難したところは、役場の向かい側にある多目的建物でした。54畳の日本間が3つに仕切られて、寝るところと食べるところと、あとは日中、たむろっているというのはおかしいんですが、ロビーみたいなところがありました。寝る場合も、いびきがうるさくて迷惑だという人は、体育館のほうの板の間に仕切りをつけて、そっちのほうで盛大にいびきをかいてもらったという具合。

避難所生活というと、人の目のほうが多いんですよね。ボランティアの方々とか市や県の職員とか、われわれよりかえってサポートの人たちのほうが多いんです。やっぱり、人の目が自分たちにとってはいちばん疲れたなという感じです。

でも、ひと山全体が私たちの地区なので、全員仲間なんですよ。みんなでそのまま下りてきたもんですから、チームワークがとれていますので、他人とはいえ、気が楽でした。報道陣とかに囲まれるほうがつらかったというか、疲れましたね。

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