「縦揺れでストンと落ちた窓ガラス」

平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震(平成20年6月)

縦揺れでストンと落ちた窓ガラス

(栗原市 80代 男性)

朝ご飯の支度をしている時に地震が起きて、湯立ったなべが飛んできて体にぶつかりました。飛び散ったお湯が首もとにかかりましたが、幸い首の長い服を着ていたので事なきを得ました。歳をとると、やっぱり若い人のようにパッっと体が動かないんですよね。

あの時、あたり一面、頭の裂けるような、ものすごい音がしました。「何が起きたんだろう」と思って、揺れが止まってから家の外へ出てみると、裏のほうが真っ赤に染まって見えました。山が崩れて、そこにあった杉の木が根もとから全部落っこちちゃって、赤い土がむき出しになっていたからなんです。

揺れ方も場所によって全部が全部一様じゃなかったみたいです。私のところはまさに直下型。いきなり縦にガタッと来て、上下に激しく揺れました。だから、窓ガラスは割れないで、戸を外すみたいに窓枠ごと全部ストン、ストンと下に落ちていました。不思議ですよね。

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