「役に立った保存水と意外に使えた発煙筒」

平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震(平成20年6月)

役に立った保存水と意外に使えた発煙筒

(栗原市 60代 男性)

前の宮城県沖地震※当時、仙台の方に住んでいて、やっぱり水で苦労したものだから、10年だかもつっていうペットボトルの水6本入りを買っていたんですよ。

ここに移住する時に、「山の中でわき水も豊富だから、もう使わないだろう」と思いながらも倉庫に入れておいたら、それが今回うんと役に立ったわけです。

それから、こういう災害の時に割と持っていて便利なものは、発煙筒です。何に使うかというと、発煙筒2本ぐらいで、枯れ木にはすぐに火がつくんですよ。だから、暖をとることも、煮たり焼いたりすることもできます。

発煙筒って、どの車にもひとつはついていますよね。以前は修理工場に行くと車検の時に交換した発煙筒がいっぱいあったんです。私は、そういうのを100本ぐらいもらってきて、山岳会の人たちに「何かあった時のために、5本ぐらいずつリュックに入れて歩きなさい」って、あげていました。それを思い出して使ったわけですが、思わぬところで意外なものが役に立ったなという感じです。

※昭和53年(1978年)6月12日に仙台市を襲ったマグニチュード7.4(震度5)の地震で、死者16人、重軽傷者10,119人、住家の全半壊が4,385戸、部分壊が86,010戸という多大な被害が生じました。

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

Copyright 2017 Disaster Management, Cabinet Office.