宮城県北部を震源とする地震(平成15年7月)
ゴミの処分に長蛇の列
(石巻市 70代 男性)
私は、日ごろから「助けに来てくれと言われれば何でもする」地域のオタスケマンという看板を背負っていますから、地震のときもたくさん依頼がきました。私の管轄は新興住宅100戸で、一番依頼が多かったのはゴミの片づけです。
で、ゴミの最終処分場に車で荷物を積んでいったら、おれは50番目ぐらいだったのね。そして、あまり待たせるから事務所へ行ってみたら、初めての人ばかりだし、小さな字が見えない人もいるから手間取って、うんと並んでしまっているわけです。
そこで、私は、「受付番号と荷物の重さだけを記録しておいて、金物、ガラス、家具、電化製品というように分ければ、ゴミじゃなくなる。業者を呼んで片っ端から売ったらいい」とアドバイスしたのです。
そうしたら、すぐに現場に机をもってきて、その場で処理をするようになったので、それからは作業がはかどり、どんどん進むようになりました。