14時過ぎに竜巻発生、朝の4時までマスコミ対応

館林市の竜巻(平成21年7月)

14時過ぎに竜巻発生、朝の4時までマスコミ対応

館林市 40代 男性 市役所職員

14時過ぎに竜巻発生、朝の4時までマスコミ対応のイラスト
インタビュー日:2012年10月12日

災害時の広報対応については、どこの災害地の行政でも広聴・広報部が対応するケースが多いようです。館林市でも竜巻の直後からマスコミからの問い合わせの電話が鳴り響きました。その内容は被害状況を知りたいというもので、実際、発生直後からの問い合わせだったので、市としてもまだ被害状況の全容を把握できていませんでした。

竜巻発生時刻は14時過ぎで、それからマスコミ対応は翌日の朝4時ごろまで続いたのです。こういった災害のときには、マスコミの記者もあちこちから派遣されるので土地勘もなく、一つ一つの丁寧な対応が求められます。行政マンとして、限られた職員の中で被災現場への対応と、ひっきりなしに鳴り響く電話のマスコミ対応という板ばさみになったというのが事実です。

このときの教訓から、現在は緊急時のマスコミ対応も、広報部だけに任せるのではなく、ほかの部署であっても情報収集する担当、電話やマスコミ対応する担当と、臨機応変に緊急時シフトの態勢を敷きました。情報の一元化は第一にすべきことなので、ちゃんと訓練を受けた職員に現場対応を任せることも重要だと思っています。

情報の開示は定時による記者会見を開き、報道発表をすることも大切だと認識しました。こうして市民への対応、情報収集を第一義にして、時間を決めて定期的に発信していく広報体制が求められると思い、その仕組みを作り始めています。

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