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住民総出で汚物処理~高校生や大学生のボランティアで大助かり~

東日本大震災(平成23年3月)

住民総出で汚物処理~高校生や大学生のボランティアで大助かり~

浦安市 60代 男性 自治会役員

住民総出で汚物処理~高校生や大学生のボランティアで大助かり~のイラスト
インタビュー日:2012年8月29日

液状化で噴出したものは、泥というよりもヘドロに近いものです。地盤沈下や隆起によって下水管が破裂し、管の中にヘドロが入ってしまい、そこかしこの道路で汚物があふれる状態でした。仮復旧までの3週間は、住民総出でその処理を行っていました。大変な臭気の中で皆やってきたのです。

256戸しかない団地で、平日は150人、土日は約250人の方々が参加。この作業は団地内の掲示板や戸別にチラシで参加を呼びかけたのですが、実際は30人も集まればいいだろうと考えていました。しかし、いざふたを開けてみれば、若い人たちの多いこと。きちんと人数の把握はできなかったのですが、団地に住む高校生や大学生らの呼びかけで、彼らの友人たちがボランティアで集まってくれたのです。東北でも多くの方が、ボランティアに助けられている話は聞いていましたが、この浦安にもこういった善意の輪が広がっていることに感動しました。

一つ残念だったのは、ボランティアも数多く参加してくれたのに、スコップ、バケツの数が足らなかったことです。でも、ふだんスコップで作業をすることのない人たちは15分も作業を続けると手が痛くなる。そこで代わる代わる交代制でやりましたので、ちょうどよかったのかも知れません。むしろ土のう袋の備蓄。あのときも土のう袋の確保には一番困りました。土のう袋は場所をとらないので、今まで以上に用意をしておこうと思っています。

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