「液状化現象を津波と勘違い」

東日本大震災(平成23年3月)

液状化現象を津波と勘違い

(横浜市 40代 男性 会社員)

震災の日、私は浦安のホテルで、宴会場の音響・照明をコーディネイトする仕事をしていました。

地震の瞬間は、まさにパーティーの真っ最中。急いで会場に駆けつけると、再び余震が。「近くのテーブルの下に隠れてください」と大声を張り上げ、機材を押さえました。

「お客さんをどうするか、早くジャッジをして」とホテルにお願いしましたが、なかなかアナウンスがありません。結局「いったん外に出てください」と指示があり、お客さん共々外に避難しました。すでにワンセグで東北の津波の事を知り、「外は危険なのでは?」と詰め寄りましたが、判断が覆ることはありません。

あたりを見渡すと、街灯が4~5本倒れ、バス停も倒れています。また駐車場からは、噴水のように水が噴き出しているところがあり、それもどんどん水の量が増えている感じでした。後で液状化が原因とわかりましたが、この時は「これも津波の影響か」と思い、再びホテルへ逃げ込んでしまいました。

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