「電話がつながらずに走って確認」

東日本大震災(平成23年3月)

電話がつながらずに走って確認
~避難所の場所が分からない~

(東京都豊島区 40代 男性 自営業)

この周辺では、小学校が災害時の緊急避難場所になっています。帰宅困難となった人たちのなかには、遠方に帰らなければならない人も多かったようで、高崎から来ている人もいました。そういった人たちから、どこか泊まるところはないか、と訊かれましたが、近所でどこの施設が開放されているかの情報がまったく入ってきません。

電話もつながらない状況だったので、調べるためには自分の足を使うしかありません。もしかしたらと思って、近くの小学校に走っていくと、帰宅困難者を受け入れていたのです。それが夜の8時から9時の間ぐらいのことです。それからは、受け入れ先を探している人に、その小学校を案内するようにしました。後で分かったのですが、お寺さんにも避難された方々がいたようです。

宿泊施設の他に訊かれたのは、自宅に帰る方角、トイレや公衆電話の場所、電車の運行状況が多かったように思います。トイレはお寺さんやコンビニ、国道沿いの公衆トイレを案内して、運行状況はテレビやインターネットで調べた情報をできる限り提供しました。それと結構多かったのが、靴ずれしてしまった女の人です。そういった人には絆創膏をお配りして対応しました。

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

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