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「避難勧告」発令で、手ぶらで避難した住民

平成19年台風第9号(平成19年9月)

「避難勧告」発令で、手ぶらで避難した住民
~貴重品などは持参するべきと反省~

(平塚市 50代 男性)

当時、避難勧告※が出たからということで、「とりあえず命を持ってきてください」っていう感じで、避難場所に集まった。だから、皆さん手ぶらでしたよね。貴重品とか食料も持たずに。

私たちが避難したのは、一時避難のために用意された企業の社宅の2階以上の廊下部分で、宿泊はできないという決まりでしたから、万一、相模川の水位が危険水準に入って「避難指示」が出れば、そこから800メートル先の中学校に移らなければならなくなる可能性もありました。

もしそうなったら、たぶんものすごい混乱状態になるなという不安がありました。だから、その後に、自治会の避難誘導プロジェクトチームがつくられたのです。

「避難勧告」の延長線上に「避難指示」※があるわけでしょ。初めてのことで、そんな余裕もなかったこともあると思いますが、一時避難の時に、やっぱり持っていくものは持って行かないといけないなと、反省しています。

※避難勧告とは、その地域の居住者等を拘束するものではないが、居住者等がその「勧告」を尊重することを期待して、避難のための立退きを進め又は促す行為のこと。

※避難指示とは、被害の危険が目前に切迫している場合等に発せられ、「勧告」よりも拘束力が強く、居住者等を非難のため立ち退かせるための行為のこと。

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