平成17年台風第14号(平成17年9月)
街の灯り消え、警備灯もって交通整理
(杉並区 40代 女性)
停電で信号が消えてしまったので、仲間と手分けして、「ここは今通れません」とか、「そっちに行ってください」とか、交通整理をしていました。
実際、道路に水がたまっているのを知らずに入り込んで、乗り捨てられた車が何台もあって邪魔になっていました。
でも、車を運転している人はそんなに深刻だと思っていないんですよ。その頃は雨もそれほどではなくなっていましたから、警備灯を持って指示をしている私たちに、「何の権限でやっているんだ」と言う人もいました。要するに「何をそんなに大げさなことを言っているんですか」みたいな雰囲気もちょっと感じました。
警察も消防も要請があれば行かなきゃならないけれど、今回のように狭いところに被害が集中した時は、対応しきれなくなると思うんです。やっぱり地域の力が必要だということを、もっとたくさんの人に知ってもらえたらと改めて感じました。