「駅前はいつもと同じ、川の氾濫想像できず」

平成17年台風第14号(平成17年9月)

駅前はいつもと同じ、川の氾濫想像できず
~局地的豪雨の恐ろしさを感じた~

(杉並区 30代 男性)

駅の近くで食事をしていました。確かにものすごい降り方でしたが、川が危険な状態になっているなんて全く想像もしていませんでした。

「ちょっとこの雨ひどいね」、「傘がないからもう少し待とう」と店に居続けたのですが、いっこうに止む気配がありません。

「もういいかげんに帰らなくちゃ」と思っていたときに、携帯電話が鳴って、「今、川がすごいことになっている」という連絡が入りました。「どこが?」と。まさか自分たちの街の川があふれ出しているなんて想像もできませんでした。

普通に電車も走っているし、駅のまわりの店には明々と電気がついていて、街の生活のどこかが不自由になった印象は全くありませんでした。

川の近くに住んでいた人たちはすごい大変な思いをしているけれども、ちょっと離れたところでは、「えっ、川があふれていたの?」という、のんきな声が次の日でも聞こえました。

都市部特有の局地的豪雨の恐ろしさを思い知らされた気がしました。

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