「防災訓練はどこかで役に立つ」

平成17年台風第14号(平成17年9月)

防災訓練はどこかで役に立つ

(杉並区 70代 男性)

9月4日の8時ちょっと過ぎに、ものすごい雷雨、まさにバケツをひっくり返したような雨ですよね。そのぐらいの激しい雨。1時間に120mmですから、予想外の雨が降っちゃったわけです。

あそこで警報を鳴らしたとしても雨の音で聞こえない。何言っているのか、さっぱり聞こえませんよ。

護岸を直してから、もう35年ぐらいたっているのかな。しばらくそういう経験がなかったから、区役所にしてもどこにしても、その対応を考えていなかったと思うんです。

ただ、4、5年前に水防訓練というのをやったんですよ。だから、水がヒザまで来ると部屋のドアが開かないよと、2人でやっても開かないよという体験を実際にしている人が何人もいると思うんです。

それはあくまでも水防訓練ですけれども、そういう事前の訓練というのは、急場において非常に役に立つんじゃないかなと。例えば、どこまで水が来たら開かないよというのが事前にわかると、そうならない前に何をすればいいかという物事の判断ができるわけです。

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