「灰で新車が台無しに」

霧島山(新燃岳)の噴火(平成23年1月)

灰で新車が台無しに
~毛布をかけて被害を防ぐ~

(小林市 30代 男性 自動車販売業)

噴火の翌日、店に行くと展示してある車に、大量の灰が積もっていました。灰は付いただけで車に傷を付けてしまうので、新車や新古車は売り物にならなくなり、会社は大損害を受けてしまいました。

もちろん、お客様からお預かりしている車にも灰は積もりました。お客様にお詫びの電話を入れると、「天災ですから仕方ない」とおっしゃってくださるかたもいましたが、「屋根のある所に保管しておいて欲しかった」とおっしゃるお客様もいて、申し訳ない思いでいっぱいになりました。

それからは会社で大量の毛布を購入し、帰宅する前に全ての車に毛布をかける作業をはじめました。そのおかげで灰による被害を防ぐことができました。

私自身も、噴火の後は車を車庫に入れるようになりました。

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