「牛舎の灰下ろしは地域の若者にまかせて」

霧島山(新燃岳)の噴火(平成23年1月)

牛舎の灰下ろしは地域の若者にまかせて
~牛は知り合いの所に預かってもらう~

(高原町 30代 男性 肥育農家)

うちの牛舎にも噴石が飛んできて、プラスチックのトタン屋根に2センチくらいの穴が何ヵ所か空いちょったですね。修理もせにゃならんのですが、いつまた噴火があるか分からんので、今はビニールシートで覆っとるくらいです。

牛舎の灰下ろしも、自分とこと近所の畜産家んとこ、たくさんやりましたよ。自分のような若い人間がやらんと、もし年配者が落っこちたりでもしたら大変ですからね。

うちは避難区域からは外れておったけど、牛に何かあったらいかんと思って知り合いの所に連れて行きました。預かってもらうのだから当然、お金もかかりますよね。

あの時こうしておけば良かったというか、自分みたいな若い人間がもっと地域に残っておったら、色々な作業がもっとスムーズにできたかも知れませんね。

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