「1ヵ月かかった灰の除去」

霧島山(新燃岳)の噴火(平成23年1月)

1ヵ月かかった灰の除去
~支援のありがたさを実感~

(都城市 50代 男性 学校関係者)

その日は学校で研究会を予定しちょったんですよ。午後3時15分くらいですかね、山からモクモクと噴煙が上がっちょるのが見えたんですわ。そうしたら突然、シャーという音がしだしましてね。校舎の窓ガラスに灰が降り注ぐ音だったんです。昼間なのに外はだんだん薄暗くなってくるし。これはただ事じゃないと、残っている生徒の親御さんに連絡して大至急迎えに来てもらいました。家に帰っても、山からはグワグワと不気味な音が聞こえてきますし、生きた心地がせんかったですね。

次の日、教育委員会から視察に来られたんですが、その時に2回目の爆発的な噴火が起こりまして、ただちに臨時休校を決定したわけです。

積もった灰の除去には1ヵ月くらいかかりました。ボランティアで全国に3台しかないバキュームカーが駆けつけてくれて、一日かけて中庭の灰を取り除いてくれました。マスクなんかの支援物資もたくさん頂きまして、日本人の優しさに感動しましたよ。

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