「認知症の母と離れて避難」

霧島山(新燃岳)の噴火(平成23年1月)

認知症の母と離れて避難
~もしもの時に備えよう~

(高原町 60代 女性 野菜直売所職員)

店が閉まると同時に私も避難生活に入りました。母と2人で暮らしているのですが、母は認知症を患っているので、避難所での生活はとても無理と思い、私は娘の所、母は妹の所に身を寄せました。避難所って大勢のかたとの共同生活ですし、トイレの使い勝手も違うので、ずっと付き添っていないといけませんからね。

娘は団地住まいなものですから、飼っている犬を連れて行くことができずちょくちょく餌をやりに帰っていました。それでも、散歩には連れて行けませんし、親戚が預かってくれるまでは不安でした。

お店の状態も気がかりでした。灰が降るくらいならまだ良いのですが、もし雨が降ってしまったら、近くの川が氾濫して土石流が起こると言われていましたので。幸い、取り越し苦労で済みましたが、雨が降っていたらと思うとゾッとします。

被災して感じたことは、お金のありがたさ。もしものときを考え、それからは節約するようになりました。

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