「みんなで守る地域の高齢者」

（延岡市 50代 女性）

被災当時、ひとり暮らしのおとしよりは15人でしたが、現在は、18人に増えています。私たちの地域もやっぱり高齢化が進んでいるんだなと思いますね。

で、「何かのときは、声をかけてください」ということで、近所に住む人が、2～3人1組で「見守り隊」になって、それぞれ決められた高齢者のケアをしています。

おたがいに近所に住んでいますから、何かあったらすぐ駆けつけることもできるし、「近ごろ顔を見ないけど、病気かな」と思えば、すぐにようすを見にいくこともできるんですよ。

あらかじめ分担表ができていますから、みんなの責任感もでてくるし、おとしよりの方も「見守られている」という安心感があると思います。

こういう取組を引っ張る立場として、民生委員 ※ の私もやりがいを感じています。あんまり押しかけて、おとしよりに嫌がられるところもちょっとあったりするので、そこは気をつけなくちゃと思っています。

※民生委員とは、社会奉仕の精神を持ち、常に住民の立場になって相談に応じるなど、社会福祉の増進に努めることを任務として、市町村の区域に配置されている民間の人です。また、民生委員は児童委員を兼ねています。