「火山灰で商品にキズ」

雲仙岳噴火(平成2年11月~平成8年6月)

火山灰で商品にキズ
~雨どいないほうがいい~

(島原市 60代 男性)

火山灰、あれはひどかったですね。農業、漁業、全部に被害が出ました。わたしたちの商店街も、風の向きによってはものすごい量の灰が降りましたので、そのたびに、店の商品にキズがつかないように奥にしまったりして大変でした。

店のつくり自体が、お客さんが入りやすいように広く開けてありますし、島原の灰は、アルミサッシでも入ってくるような、きめの細かい灰だったんですよ。

こまったことに、灰は雨にぬれると固まってしまうんです。だから、雨どいの中にたまった灰は、十何年たった今もまだ中にたまっています。

雨どいがつまっちゃうと、降った雨が変な方向に流れるから、火山灰が降るところは、かえって雨どいがないほうがいいんですね。経験してはじめてわかりました。

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