「避難所や仮設を転々、引越しのベテランに」

雲仙岳噴火(平成2年11月~平成8年6月)

避難所や仮設を転々、引越しのベテランに

(諫早市 30代 女性)

避難している間、避難所から仮設住宅に入るまで、あちこちの体育館などを転々としました。それから、仮設に入った後も、シロアリがでたとかいろんな理由で、別の仮設へ4回も移動しました。

仮設住宅は狭いですが、冷蔵庫や洗濯機、机など、けっこう荷物が多いんですよ。いついつまでに移動となると、いっせいにウワーって片づけました。

最後のほうは、父の指示にしたがって、さっと引っ越しできるぐらいじょうずになりました。食器を割れないようにするにはどう包めばいいとか、最後まで出して使う可能性があるものは、部屋の手前に置いておけとか、コツがあるんですよ。

引越ばかりでたしかに大変でしたが、災害にあって自分の家に住めないとなったときに、避難所だったり仮設住宅だったり、自分がいられる場所があったこと自体すごくありがたいことだったんだなと、今、おとなになって思います。

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