「無傷の店見て我に返る」

福岡県西方沖を震源とする地震(平成17年3月)

無傷の店見て我に返る
~ヘルメットかぶっていざ出動~  

(福岡市 70代 男性)

地震の日は日曜日で、うちの店は休みでした。いつも休みの日は朝からぼけーっとして、テレビばっかり見ているのですが、番組を見終わったところに、ドドーンと来たわけです。

家内は家の中におりました。「大丈夫かぁー?」と言ったら、「大丈夫」ということで、家内にスリッパを投げてもらって、それをはいて下に避難したわけです。

うちは1階が店ですけど、不思議なことに、店はどうもないんですよ。2階、3階はひっくり返したみたいになって、テレビは転がるわ、大事にしていたおきものとかもみんな倒れてしまって、ほんとに腹の立つ思いだったのに。

これでお店もやられていたら、私は腰を抜かしていたでしょうね。だけど、店が全く無傷であったということで、ハッと、我に返ったんです。

自分は、小学校区の役員をしていますので、ヘルメットとかジャンパーとか、いざというときのために全部1階に置いてありましたから、それに着替えて、自転車をこいで、避難所となる小学校へ向かいました。

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

Copyright 2017 Disaster Management, Cabinet Office.